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ついに終盤戦への突入です!
ラストバトルは因縁の私立直江立高校にて開始される!
お疲れ様でした針山さん! そしてよろしくお願いします日原さん!
だがしかし! まことに申し訳ないのですが、僕――ナギ×ナギは大学卒業後の就職云々の諸事情により、しばらく(最低でも半年近く)ネット環境から離れなければならなくなってしまいました。
ゆえに、次回の更新はそのあたりになると思われます。
ご迷惑をおかけして、重ね重ね申し訳ないです!
それでも必ずまた更新します!
次に会う日を楽しみにしています!
ではでは、気を取り直していってみましょー!
こころソード014!!
ラストバトルは因縁の私立直江立高校にて開始される!
お疲れ様でした針山さん! そしてよろしくお願いします日原さん!
だがしかし! まことに申し訳ないのですが、僕――ナギ×ナギは大学卒業後の就職云々の諸事情により、しばらく(最低でも半年近く)ネット環境から離れなければならなくなってしまいました。
ゆえに、次回の更新はそのあたりになると思われます。
ご迷惑をおかけして、重ね重ね申し訳ないです!
それでも必ずまた更新します!
次に会う日を楽しみにしています!
ではでは、気を取り直していってみましょー!
こころソード014!!
僕が私立直江立高校に着いたのは宿木先輩の神社を出発してから一時間後だった。
メンバーは僕、キスショット、双子ちゃんの合計四人。
事の始まりは羽川と出会い、パンツから始まった。
今考えてみると凄い始まり方だ。それ、なんてギャルg(ry
その後左右線対称の双子と出会った。
左右線対象の殺人者。
一度目の出会いは下着売り場で。
二度目の出会いは因縁ある廃墟。
そして、二度目の出会いで僕はさらに左右非対象の双子とも出会う。
左右非対称の殺人鬼。
左右線対称の殺人者。
日常の世界で、巡り合う事のない軸が絡まった。
まるで、何かが引き寄せたように。
まるで、怪異のように。
何が怪異だろう。
今回の怪異は出てこない。
じゃあ、誰が中心だ?
蟹に行き遭った戦場ヶ原ひたぎ。
蝸牛に迷った八九寺真宵。
猿に願った神原駿河。
蛇に巻き憑かれた千石撫子。
猫に魅せられた羽川翼。
狐を宿した宿木都子。
じゃあ、今回は?
今回は、誰が加害者だと言うのだろうか。
「何をぼーっとしてる変態」
「何をぼーっとしてる変態」
何故か僕には冷たい双子の殺し屋を見ると、憮然とした表情で睨んでくる。その視線に僅かながら興奮をおぼ…えるわけがない。可愛いからって何でも好意的に取られるとは限らないのだ。…何を言ってるんだ僕は?
「ここがお前の学校じゃないのか」
「ここがお前の学校じゃないのか」
双子に言われ顔をあげてみると、いつの間にか僕の通う私立直江立高校に着いていた。
「ああ、そうだよ」
「ボケっとするな。殺すぞ変態」
「ボケっとするな。殺すぞ変態」
戦場ヶ原の毒舌に慣れている僕にとって、双子の毒舌は痛くも痒くもない。普段それ以上の屈辱を受けているから。涙が出てきた。
まあ戦いの前に今までの経緯に耽っていた僕が悪い事には、変わりないのだけれど。
そこで、ふと、頭に過る。
今回の経緯。
双子に出会って、双子に出会って、そして、双子の刀が出てきた。
もし。
もし今回怪異が絡んでいたのなら。
その怪異も、一つだけでなく、二つあるのかもしれないな、と。
そんな、何でもない考えが浮かんだ。
僕らは学校の敷地内へと入ったが、何処であの双子が待っているのか解らない。適当に捜索して見つけるか、相手の方から出てくるのを待つしかない。行き当たりばったりな状況だが、そこまで親切を求めるのも酷というものだ。
しかし、簡単に、双子は現れた。
「や…やっと来たか…待ちくたびれたぜ…」
「いつまで…待たせる…のかと、思いまして…よ」
やけに元気のない、むしろ苦しそうな声が聞こえてきた。校庭の中心に、双子はお互いを支え合って立っている。一体この短い時間で何があったのか、服はボロボロに破れ顔や手足はすり傷だらけ。青あざさえ見えた。
出会った瞬間から赤ゲージだ。
あと一撃でも喰らった終わりという感じである。
この場面にどうしたらいいのか、僕はしばし固まってしまった。
そこへ、キスショットが双子に声をかけた。
「随分と、ボロボロのようじゃが大丈夫なんかの?」
「ふん…これくらいどって事…ねぇよ」
「何の…問題もありませんわ…」
息も切れ切れといった具合である。
「それは上々」
「それは上々」
こちらの双子が、声を上げた。
「何の問題もないならさっさと始めようか」
「何の問題もないならさっさと始めようか」
「…気持ち悪ぃ。お前ら…同じでいいのかよ?」
「…最悪、ですわ。貴方達…本当にいいのかしら?」
あちらの双子も、声を上げる。
まるで僕らは蚊帳の外。僕とキスショットはただただ見守るしかない状況に、立たされていた。
二人の、四人の、二組の、間に、入れない。
「意味が解らない。意味が解らないから――」
「意味が解らない。意味が解らないから――」
「下らねぇ…俺らはお前らとは違げぇからよ――」
「退屈です…私達は貴方達とは違いますから――」
左右同時に殺す――と、声が揃う。
左右別々に殺す――と、声が揃う。
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