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癒井唯さんとの連絡がつかなかったので、今回は僕が書かせていただきました。!
今回の周はパスが多かったので、この次の番はパスした人の中で、大丈夫な人がいたらお願いしたいです。やってくれる人はカキコしてください。一週間以内にきまらなければ僕がもう一度かいて、そして針山さんにお願いしたいと思っています。
クビキリ+14話!
≪ここまでの粗筋~
ひかりから衝撃の話を聞かされる遥奈。
翌日。園山朱音の死体が発見される。
もう一つの首きり死体となって≫
『2段目、凪夏儀』
そのあと場所は変わってダイニングの円卓。
十三人いたのが一人減り二人減って十一人になっている。
昨日と同じ光景で、話題も昨日と同じもの。違うのは被害を被った人間の名前だけだ。
円卓に就き、ふたたびイリアさんの指示のもとでアリバイ確認が行われた。
今回の周はパスが多かったので、この次の番はパスした人の中で、大丈夫な人がいたらお願いしたいです。やってくれる人はカキコしてください。一週間以内にきまらなければ僕がもう一度かいて、そして針山さんにお願いしたいと思っています。
クビキリ+14話!
≪ここまでの粗筋~
ひかりから衝撃の話を聞かされる遥奈。
翌日。園山朱音の死体が発見される。
もう一つの首きり死体となって≫
『2段目、凪夏儀』
そのあと場所は変わってダイニングの円卓。
十三人いたのが一人減り二人減って十一人になっている。
昨日と同じ光景で、話題も昨日と同じもの。違うのは被害を被った人間の名前だけだ。
円卓に就き、ふたたびイリアさんの指示のもとでアリバイ確認が行われた。
そして出てきた主な情報は、昨晩最後に朱音さんと会ったのがひかりさんで時間は午前二時。部屋の鍵を持っていたのはひかりさんで、スペアキ-はない。あの部屋は、鍵が閉まっていて中では首から裏のない朱音さんが倒れていて窓が開いていた。しかし窓自体はとても高いところにあるので脱出には不向き。よって密室状況。そして、
「…………」
そしてイリアさんによって唯一犯行が可能であるとされたのが、ひかりさんだった。
イリアさんは直球しか投げない人のようだ。遊び球なし。容赦なし。もしくは全部遊び球なのかもしれない。
主人によって犯人扱いされているひかりさんは、どうやら落ち込んでいるようだ。
いや、どうなのだろう。
現在私以外の客人にとっての認識はそれでいいのだろうが、私は昨晩のうちに異なる情報をひかりさんによって与えられていた。
赤神イリアがここにいる理由。
D・L・L・Rシンドローム。日本語で殺傷症候群。
双子の妹の殺害。
そしてメイド長との入れ替わり。
過去の事件。
これらの情報を持ってしまった私に浮かんだ考え。
それは、事件のすべての首謀者がこの島の主、イリアさんであるという節だ。
自分の部下との間ならばいくらでもアリバイの偽造は可能だろうし、部下でなくとも買収などたやすい。この場合、天才達は殺されるために集められたことになる。
そしてイリアさんの病気のことを聞いた今は、この推理が一番近いように思われてしまう。この場合は密室の開錠は、ひかりさんが嘘を吐いているか、またはひかりさんを生贄として、本当は彼女が知らぬ合鍵が存在していることになる。考えれば屋敷の持ち主ならば隠し部屋に見知らぬ誰かを隠しておくことも可能だ。
つまりどうとでもなる。
あれ?
自分の考えで、その違和感に気づいた。
そういえば、なぜだろう。
目の前で口論するイリアさんといーちゃんを見ながら思う。
おかしなことだ。
なぜひかりさんはこのことを私に話したのだろう。
殺傷症候群なんて、真っ先に疑われるではないか。
――あなたは本当に赤神イリアさんですか。
これは私の言葉だ。
――そしてイリア様の真実のお話です。
これはひかりさんの。
――私があなたを島に呼んだ最大のわけは、その才能についてあなたがまったく知らないということだから
そしてこれはイリアさんではなく、班田玲さんの言葉。
――では、君は自分が何故そのことを疑問に思ったのか、理由付けができるかい?
これは、姫菜さんの言葉だ。
理由付け。
根拠探し。
天才。画家。科学者。
殺傷症候群。鴉の濡れ羽島。過去の事件。
首きり。密室。推理。対話。首きり。首が二つ。首のない死体が二つ。
…………二…………
「――ちゃん」
「はい?」
「ハルちゃん、聞いてなかったの? 早く部屋に戻ろうよ」
気づくと玖渚さんが私の袖を引っ張っていた。
思考に没入して話を聞いていなかった。
玖渚さんに連れられ、私はダイニングを後にする。
すれ違い際に見た姫菜さんは、うっすらと笑みを浮かべていた。
『10月18日 ???』
「…………」
そしてイリアさんによって唯一犯行が可能であるとされたのが、ひかりさんだった。
イリアさんは直球しか投げない人のようだ。遊び球なし。容赦なし。もしくは全部遊び球なのかもしれない。
主人によって犯人扱いされているひかりさんは、どうやら落ち込んでいるようだ。
いや、どうなのだろう。
現在私以外の客人にとっての認識はそれでいいのだろうが、私は昨晩のうちに異なる情報をひかりさんによって与えられていた。
赤神イリアがここにいる理由。
D・L・L・Rシンドローム。日本語で殺傷症候群。
双子の妹の殺害。
そしてメイド長との入れ替わり。
過去の事件。
これらの情報を持ってしまった私に浮かんだ考え。
それは、事件のすべての首謀者がこの島の主、イリアさんであるという節だ。
自分の部下との間ならばいくらでもアリバイの偽造は可能だろうし、部下でなくとも買収などたやすい。この場合、天才達は殺されるために集められたことになる。
そしてイリアさんの病気のことを聞いた今は、この推理が一番近いように思われてしまう。この場合は密室の開錠は、ひかりさんが嘘を吐いているか、またはひかりさんを生贄として、本当は彼女が知らぬ合鍵が存在していることになる。考えれば屋敷の持ち主ならば隠し部屋に見知らぬ誰かを隠しておくことも可能だ。
つまりどうとでもなる。
あれ?
自分の考えで、その違和感に気づいた。
そういえば、なぜだろう。
目の前で口論するイリアさんといーちゃんを見ながら思う。
おかしなことだ。
なぜひかりさんはこのことを私に話したのだろう。
殺傷症候群なんて、真っ先に疑われるではないか。
――あなたは本当に赤神イリアさんですか。
これは私の言葉だ。
――そしてイリア様の真実のお話です。
これはひかりさんの。
――私があなたを島に呼んだ最大のわけは、その才能についてあなたがまったく知らないということだから
そしてこれはイリアさんではなく、班田玲さんの言葉。
――では、君は自分が何故そのことを疑問に思ったのか、理由付けができるかい?
これは、姫菜さんの言葉だ。
理由付け。
根拠探し。
天才。画家。科学者。
殺傷症候群。鴉の濡れ羽島。過去の事件。
首きり。密室。推理。対話。首きり。首が二つ。首のない死体が二つ。
…………二…………
「――ちゃん」
「はい?」
「ハルちゃん、聞いてなかったの? 早く部屋に戻ろうよ」
気づくと玖渚さんが私の袖を引っ張っていた。
思考に没入して話を聞いていなかった。
玖渚さんに連れられ、私はダイニングを後にする。
すれ違い際に見た姫菜さんは、うっすらと笑みを浮かべていた。
『10月18日 ???』
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