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高也さんからはもう少し早めにもらっていたのですが、アップが遅れてしまい、すみませんでした。
次は空乃さんになります。もし会える人がいればできれば伝えてくれるとありがいたいのでお願いします。


クビキリ+第18話!

≪ここまでの粗筋~
 園山朱音の埋葬を終わらせた遥奈たち。いーちゃんと遥奈はイリアさんに会いに行くことを決める。しかしこの時点で遥奈は事件のことについてはもはや解決していた。まだ分かっていないこととは――≫


『三段目 矢賀波高也』
 其処には何時もどおり気品溢れ、清々しい顔を浮かばせている鴉の濡れ羽島の主人もとい赤神イリアが居た
「あら?貴方がどうして此処に?」


「いえ。少しばかり質問がしたくて来ましたお暇は取らせません」
「そうと言わずに其処のソファにでも掛けてください」
「あかり、紅茶を出して」
「はい解りました」
 部屋に居るのは二人だけになった
「で?何をお聞きしたいのかしら無自覚の天才・・・永久埼遥奈さん」
「何をとぼけた事を。言いたいことはもうを解りでしょうイリアさん」
「・・・・・」
「貴方は何かを隠している」
「何かかは解らないだけど貴方、赤神イリアが何かを皆に隠しているということは解る今一度問います」
「貴方は何を隠していますか?貴方は本当に何も隠してはいませんか?」
「赤神イリアさん・・・・・・」
 そしてイリアさんはにこっと笑って私に言った
「何を言っているのですか?私には貴方の言っている意味がまったく理解できません」
「いいえ。貴方は解っている何故私が無自覚なのに此処に居るのかもそしてこの事件の真相も・・・」
「・・・・・」
 沈黙がしばらく続きまた続く
 先にこの沈黙を破ったのはイリアさんだった
「そうですか。当たっているといえば当たっていますがこの事件の真相までは解りません」
「・・」
「無自覚の天才さん。私は何時でも貴方を見ています」
「この鴉の濡れ羽島は全て見えています貴方方の行動も」
「でも全てが全て見えるという訳じゃないでしょう。各々の思いは伝えない限り解りません。ああ、でも真姫さんなら解るかもしれませんね」
「私には真実は解りません。でももう少ししたら、もう少ししたら、必ずやこの犯人を暴いてイリアさん、貴方の隠している事をも暴いて見せます」
「・・・・絶対に。ですか?」

 そうして私は部屋を出た
 次にゆっくりと歩を進める先はいーちゃん達の部屋
 私がイリアさんに最後の質問をされた時に答えたのは
 勿論
『はい。絶対にです』
 そうしてこの物語の歯車は少しづつずれてゆく
 周りは気付かずに少しずつ少しずつ

                    『11月11日空乃種利へ』
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